
東京オリンピックから新種目として注目を集めるサーフィン。
日本には200万人のサーファーが存在し、競技人口は1万3500人となっています。
この中から果たして誰が日本代表として選ばれるのか気になるところです。
東京オリンピック2020サーファーの日本代表や出場枠・選考方法についてお伝えしていきます。
東京オリンピック2020サーフィン日本代表選手は?
現在のところ、東京オリンピック2020サーフィンの日本代表は決定しておらず、最終決定は2020年となり日程もまだ未定となっています。
日本サーフィン連盟は東京オリンピックの代表候補として75名の強化選手を発表しています。
強化選手にはそれぞれA・B・Cとランクが振り分けられており、中でもAランクにいる下記の12選手は日本代表候補の筆頭となっています。
男子(強化Aランク選手)
・安室丈選手
・新井洋人選手
・五十嵐カノア選手
・大原洋人選手
・神山 キアヌ 久里朱選手
・中村拓久未選手
・村上 舜
女子(強化Aランク選手)
・大村奈央選手
・河合美乃里選手
・黒川日菜子選手
・中塩佳那選手
・橋本恋選手
その中でも特に注目度の高い選手が五十嵐選手と大村奈央選手です。
五十嵐カノア(23歳)
アメリカと日本の二重国籍を持つ五十嵐選手は、東京オリンピックを日本人選手として出場する意向を述べています。
世界最高峰の大会に史上最年少で出場するなど、メダルに最も近い日本人として注目を集めている選手です。
大村奈央(27歳)
13歳で日本代表選手に選出されてから十数年、日本女子サーフィンを引っ張ってきた選手です。
度重なる怪我との闘いをモノともせずに復活を遂げてきた大村選手は、日本人女子で最も世界に通用する選手として期待されています。
2名の注目選手の他にも、出場枠や選考方法の関係で数名の選手がオリンピックに出場することができますので、細かく解説していきます。
東京オリンピック2020サーフィン出場枠と選考方法!
出場枠
東京オリンピック2020サーフィンは男女とも種目はショートボードのみとなり、各20人(選考での獲得枠19人+開催国枠1人)が出場することができます。
各国の最大出場枠は2名(例外で3名の場合も)となるため、日本代表選手は少なくとも男子1名女子1名、最大で男子2名女子2名の計4名が選ばれることになります。
ただ、後述する選考方法の点からみても、現実的な日本人選手の出場枠は男女1枠と考えられます。
その理由も合わせて選考方法をお伝えしていきます。
選考方法
東京オリンピック2020サーフィンの選考基準は少し複雑ですが、以下の4つが基本となります。
■2019CTランキングトップ選手(男子10名・女子8名)
■2020ISAワールドサーフィンゲーム(男子4名・女子6名)
■2019ISAワールドサーフィンゲーム(男女各4名)
・アフリカ大会 男女各1名
・アジア大会 男女各1名
・ヨーロッパ大会 男女各1名
・オセアニア大会 男女各1名
■ホスト国(開催国)枠(男女各1名)
簡潔に言うと日本人選手の場合、
・世界ランキングでトップ10もしくはトップ8に入れば文句なしの代表選手!
・世界最高峰の大会でトップクラスの成績を上げた選手も文句なしの代表選手!
※ここまでで可能性がある日本人選手は五十嵐カノア選手のみとなりそうです。
・さらに、アジア大会でトップの成績を収めれば文句なく代表選手。
といったように、各国の出場枠は最大で2名となっていますが世界ランキングや世界大会を基準として選考が行われるため、2枠はアメリカのようなトップクラスの選手が多数いる国がメインとなり、大多数の国では出場枠1枠を取るのも大変という選考方法となります。
日本も世界で活躍をしている選手は数名で、その中で世界のトップクラスにいる選手は五十嵐選手のみとなりますので、なかなか厳しい出場枠争いとなりそうです。
まとめ
世界にくらべると日本のサーフィンの実力はトップクラスとは言えませんが、それでもメダルを期待できる選手がいるのも事実です。
日本代表の狭き門を見事勝ち抜き、オリンピック出場を決めるのはどの選手なのか、今後の日本代表強化選手に注目していきたいです。