東京2020馬術

オリンピック競技に馬術があるのをご存知ですか?数ある競技の中で動物を扱っての競技は馬術のみです。

馬術=馬に乗って技術を競う、といったイメージはわくと思いますが、細かなルールなどを知っている人は少ないのではないでしょうか。

馬術には「馬場馬術」「障害馬術」「総合馬術」の3種類の種目があります。

 

東京オリンピック2020年の馬術の日程や競技ルール、メダル予想などをご紹介していきます。

東京オリンピック2020馬術の日程と会場

馬術の種目別日程

「総合馬術」20207月31日(金)~8月2日(日)4日間

 

「馬場馬術」2020725()26(日)28()29日(水)4日間

 

「障害馬術」20208月4日(火)5日(水)7日(金)8日(土)の4日間

 

馬術は種目ごとに日程が変わるため、注目する種目の日程をしっかり押さえておきたいですね。

 

馬術会場

馬術は種目「総合馬術」「馬場馬術」「障害馬術」の3種目とも同じ会場となり、海の森クロスカントリーコースと馬事公苑となります。

 

海の森クロスカントリーコース(総合馬術クロスカントリー)

所在地…東京都江東区青海3丁目地先

 

アクセス

  1. 都営バス 波01「東京テレポート駅前」から乗車、「環境局中防合同庁舎前」下車徒歩約20分
    (このバスは、「テレコムセンター駅」を経由します。)
  2. JR京葉線・東京メトロ有楽町線・東京臨海高速鉄道りんかい線「新木場駅」からタクシー利用約15分
  3. 東京モノレール「流通センター」からタクシー利用約15分

 

特徴…東京湾にある海の森公園は日本を象徴する東京タワーや東京スカイツリーなどが一望できる見晴らしの良い場所となります。その海の森公園に馬術のために建設されるクロスカントリーコースは、大会後日本国民の憩いの場となる予定です。
収容人数:16,000人

 

馬事公苑(総合馬術・馬場馬術・障害馬術 クロスカントリーを除く)

所在地…東京都世田谷区上用が二丁目1番1号

 

アクセス

  1. 東急田園都市線「桜新町駅」下車徒歩約15分
  2. 小田急線「経堂駅」下車徒歩約20分
  3. 東急バス 渋23、渋24「渋谷駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
  4. 小田急バス 渋24、渋26「渋谷駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
  5. 東急バス 園02、用01「用賀駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
  6. 東急バス 等11「千歳船橋駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分

特徴…馬事公苑は、東京都世田谷区上用賀にある公園です。
日本中央競馬会が運営する馬事普及の拠点で、1940年東京オリンピックに向けて日本の馬術選手を育成する目的で開設され、1964年東京オリンピックでは馬場馬術競技の会場となりました。

東京オリンピック2020馬術の競技内容とルール

競技「馬術」は、オリンピック競技唯一の男女で分かれない競技となります。文字通り馬を乗りこなす技術を争う競技となり、選手の年齢層が高くてもさほど影響はなく、選手と馬との信頼関係が重要となる少し変わった志向のオリンピック競技となります。

 

馬術「馬場馬術」

馬場馬術はフィギュアスケートと非常に似た競技となります。

 

試合のルール

決められた馬場(長方形のエリア)で決められたプログラムに沿って運動感のある運動を演技する競技です。

 

馬場馬術では馬の歩幅が細かく決められており、

「伸縮」「尋常」「中間」「伸長」

4種類の歩法があります。

歩幅が小さいのは伸縮となり、右にいくにつれて歩幅が広くなります。

 

また、歩き方にもスピードが違う3種類あり

「常歩」「速歩」「駈歩」

とあります。

常歩が一番スピードが遅く、右にいくにつれてスピードが上がります。

 

伸縮常歩中間速歩といった使い方をし、指定された歩行をいかに美しく忠実にできるかも採点基準となります。

 

指定された様々な歩き方(歩幅や歩速など)を駆使し決められたルートを、図形を描いていく形で演技が進められていきます。

 

試合方法

馬場馬術には、団体と個人があります。また、競技は決められたプログラムに沿って行規定演技とあらかじめ決められた運動科目を自由に組み合わせて演技をする自由演技2つあります。

 

団体…規定演技のみ

個人…規定演技と自由演技

 

10点満点の採点方法で、より高い点数を狙っていき順位をつけます。

 

馬術「障害馬術」

馬場内に置かれた障害物(様々な高さや奥行きがある)を順番に飛んでいき、スピードと得点を争う競技です。

 

試合のルール

馬場にあらかじめ設置された障害物には障害物を超えていく順番が設けられています。

 

障害物…垂直障害・幅障害・水濠障害・コンビネーション障害など障害物ごとに高さや奥行きが異なります。高いものでは1m60㎝、長いものでは2mを超える奥行きの障害物を超えなくてはなりません。

 

障害物を超えていきタイムを競いますが、採点方法となるのが減点スピード2つとなります。

 

減点…障害物の前で止まってしまったりコースを外れてしまうことや、障害物を落下させることで減点となります。

 

スピード…障害物を超えるスピードが重要な要素となり、より速いタイムには加点がされます。

 

簡単に言うと、障害物に引っかからずにできるだけ早いタイムでコースをクリアすることで良い採点となるわけですが、採点基準はフィギュアスケートのように細かく決められていてシビアな採点となります。

 

減点方式とタイムによる加点方式を組み合わせて得点を出していきます。

 

馬と人間の一体感が非常に大事な競技となり、馬の思考をどれだけ選手たちがくみ取りフォローをしていくかが競技のポイントとなります。

 

馬術「総合馬術」

先述した「馬場馬術」「障害馬術」に加え「クロスカントリー競技」の3種目で競う馬術の総合的な能力が重要となる競技です。

 

試合のルール

1日目馬場馬術・2日目クロスカントリー競技・3日目障害馬術と3日間で行われ、それぞれの種目の合計採点で順位をつけます。

 

特に総合馬術の注目種目となるのが2日目に行われるクロスカントリー競技です。

 

クロスカントリー競技は、自然を生かした障害(起伏のある野山に水たまりや堀などをつくったもの)を超えていき、スピードを競います。

 

障害馬術よりもスピーディーであり、距離も長いことから耐久性も試される競技です。

 

総合馬術では、それぞれの種目に流れがあります。

1日目の馬場馬術では、クロスカントリー競技を行うのにふさわしい調教がされているかを見られます。

2日目のクロスカントリーでは、時速34㎞のスピードで40を超える自然に近い障害を越えていく競技となり、コースの長さは5㎞をゆうに超える長さとなり、ハードな競技となります。

クロスカントリーがあまりにハードな競技のため、ホースインスペクションと呼ばれる馬の体調チェックがあります。

3日目の障害馬術はホースインスペクションを通過した旨のみがこの3日目の競技に出場することができます。

 

3日を通じて非常に過酷となる総合馬術では、人と馬の信頼関係、馬の調教状態、コンディションなどあらゆる面が試される競技となります。

東京オリンピック2020馬術の注目選手

東京オリンピック競技馬術で活躍が期待される注目選手を男女1名ずつご紹介します。

注目選手

日本馬術注目選手「男子」

杉谷泰造(すぎたにたいぞう)選手

 

6大会連続でオリンピック出増をはたすまさに日本のエースである杉谷泰造選手。祖父・父も馬術日本代表選手だった馬術のエリート一家としてこれまで日本馬術界を引っ張ってきました。

 

7大会目となる東京五輪では過去最高成績を収めてもらいたいですね。

 

日本馬術注目選手「女子」

武田麗子(たけだれいこ)選手

 

ロンドン五輪・リオ五輪と障害馬術として2大会に出場した実績を持ちます。ドイツを拠点として粥同をしており、世界のレベルを知る貴重な日本人選手です。

 

馬術メダル予想

馬術では過去のオリンピックでメダル獲得の経験がございません。厳しい戦いが予想されます。

 

しかし、経験豊富な選手が多くいますので、開催国の利を生かしてメダルに絡める戦いを見せてくれるのではと思います。

 

特に武田麗子選手は世界からも注目を集めていますので、ぜひ活躍に期待したいところです。

まとめ

馬術は陸上や水泳のようにオリンピックではメジャーではないかもしれませんが、長い歴史を持つ競技となります。

馬術は非常に過酷な競技であることが分かったと思います。優雅に馬に乗っているだけではない馬術の迫力は実際に生で見ないと味わえません。

人生で一度しかない地元国でのオリンピックで、ぜひ馬術をご覧いただき、馬術の魅力を知っていただければと思います。

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