東京オリンピック2020「陸上」日程と会場、ルールと注目選手とメダル予想は

オリンピックの花形競技「陸上」

東京オリンピック2020では、「トラック」「競歩」「女子マラソン」「男子マラソン」の4種目が行われます。

ここ数年、着実に世界との距離を縮めているトラック競技をはじめ、マラソン・競歩も日本勢から目が離せないですよね。

東京オリンピック2020年の陸上の日程や競技ルール、メダル予想などをご紹介していきます。

東京オリンピック2020陸上の日程と会場

東京オリンピック2020陸上の種目別日程

 

トラック

2020年7月31日(金)~8月8日(土)の9日間

 

競歩

2020年7月31日(金)、8月7、(金)8日(土)の3日間

午前5時半スタート

 

女子マラソン

2020年8月2日(日)

 

男子マラソン

2020年8月9日(日)

 

日程 時間 種目
7月31日(金) 09:00~12:30 男子3000m障害予選
男子走高跳予選
男子円盤投予選
女子800m予選
男子400mハードル予選
女子100m予選
19:00~21:10 女子5000m予選
女子三段跳予選
女子砲丸投予選
混合4×400mリレー予選
男子20km競歩表彰式
男子10000m決勝
8月1日(土) 09:00~12:00 女子400mハードル予選
女子円盤投予選
男子棒高跳予選
男子800m予選
女子100mハードル予選
男子100m予備予選
19:00~21:55 男子10000m表彰式
男子走幅跳予選
女子100m準決勝
男子100m予選
男子円盤投決勝
女子800m準決勝
混合4×400mリレー決勝
女子100m決勝
8月2日(日) 06:00~12:00 女子マラソン決勝
女子ハンマー投予選
女子マラソン表彰式
女子3000m障害予選
女子走幅跳予選
男子円盤投表彰式
女子砲丸投決勝
男子400m予選
混合4×400mリレー表彰式
19:00~21:55 女子100m表彰式
男子走高跳決勝
男子100m準決勝
女子100mハードル準決勝
女子砲丸投表彰式
女子三段跳決勝
男子800m準決勝
男子400mハードル準決勝
男子走高跳表彰式
男子100m決勝
8月3日(月) 09:00~11:55 男子ハンマー投予選
女子1500m予選
女子三段跳表彰式
男子走幅跳決勝
女子200m予選
女子100mハードル決勝
19:00~22:00 男子100m表彰式
男子走幅跳表彰式
女子棒高跳予選
女子200m準決勝
女子100mハードル表彰式
女子円盤投決勝
男子400m準決勝
女子400mハードル準決勝
男子3000m障害決勝
女子5000m決勝
8月4日(火) 09:00~12:35 男子三段跳予選
男子1500m予選
女子やり投予選
女子400m予選
女子円盤投表彰式
男子3000m障害表彰式
女子走幅跳決勝
男子200m予選
男子400mハードル決勝
女子5000m表彰式
19:00~21:55 女子走幅跳表彰式
男子110mハードル予選
男子砲丸投予選
男子棒高跳決勝
男子400mハードル表彰式
男子5000m予選
女子ハンマー投決勝
男子200m準決勝
女子800m決勝
女子200m決勝
8月5日(水) 09:00~12:15 男子十種競技100m
男子やり投予選
女子七種競技100mハードル
男子十種競技走幅跳
男子棒高跳表彰式
女子七種競技走高跳
女子ハンマー投表彰式
女子800m表彰式
男子110mハードル準決勝
男子十種競技砲丸投
女子400mハードル決勝
女子400mハードル表彰式
18:30~22:00 男子十種競技走高跳
女子1500m準決勝
女子七種競技砲丸投
女子400m準決勝
女子200m表彰式
女子3000m障害決勝
男子ハンマー投決勝
女子七種競技200m
女子3000m障害表彰式
男子800m決勝
男子十種競技400m
男子200m決勝
8月6日(木) 09:00~14:50 男子十種競技110mハードル
女子走高跳予選
男子ハンマー投表彰式
女子七種競技走幅跳
男子十種競技円盤投
女子4×100mリレー予選
男子800m表彰式
男子200m表彰式
男子三段跳決勝
男子砲丸投決勝
男子4×100mリレー予選
男子110mハードル決勝
男子十種競技棒高跳
女子七種競技やり投
19:00~21:45 男子砲丸投表彰式
男子三段跳表彰式
男子十種競技やり投
女子棒高跳決勝
女子4×400mリレー予選
男子1500m準決勝
男子110mハードル表彰式
男子400m決勝
女子七種競技800m
男子十種競技1500m
8月7日(金) 20:00~22:55 女子三段跳表彰式
女子七種競技表彰式
男子十種競技表彰式
男子4×400mリレー予選
女子20km競歩表彰式
女子やり投決勝
男子5000m決勝
男子400m表彰式
女子400m決勝
女子1500m決勝
男子5000m表彰式
女子400m表彰式
女子4×100mリレー決勝
女子1500m表彰式
男子4×100mリレー決勝
8月8日(土) 19:00~22:20 女子やり投表彰式
女子4×100mリレー表彰式
男子4×100mリレー表彰式
男子50km競歩表彰式
女子走高跳決勝
女子10000m決勝
男子やり投決勝
男子1500m決勝
女子10000m表彰式
男子1500m表彰式
女子4×400mリレー決勝
男子やり投表彰式
男子4×400mリレー決勝
女子走高跳表彰式
女子4×400mリレー表彰式
男子4×400mリレー表彰式
8月9日(日) 06:00~08:45 男子マラソン決勝

*表はスクロールして下さい

 

東京オリンピック2020陸上会場

 

陸上は新国立競技場(オリンピックスタジアム)で大会が実施されます。

競歩・マラソンに限り公道を使ったコースが設定されています。

 

新国立競技場(オリンピックスタジアム)

所在地…東京都新宿区霞ヶ丘町102

アクセス…最寄り駅:国立競技場駅(徒歩5) 信濃町駅(徒歩10)

特徴…1964年東京オリンピックの際にも使用され、2020年のメインスタジアムとなります。

東京オリンピックのために現在改装が行われております。約80,000人収容の巨大スタジアムとなる予定です。

 

マラソンコース

新・国立競技場からスタートをし、都内の各名所(東京タワーや浅草雷門、など)を通るコースとなっており、浅草雷門を折り返すコースとなっています。

新・国立競技場→富久町→水道橋→神保町→神田→日本橋→浅草雷門→日本橋→銀座→増上寺→銀座→日本橋→神田→神保町→皇居外苑→神保町→水道橋→富久町→新・国立競技場

マラソンコース

 

競歩コース

 皇居外苑

2018年531日にコースが決定しました。

東京の二重橋前からスタートをし、南側の折り返し地点、北側の折り返し地点を周回して二重橋で再びゴールとなります。

20㎞・50㎞競歩南側折り返し地点…祝田橋付近

50㎞競歩北側折り返し地点…大手門

競歩のみ、新・国立競技場からのスタートではなく皇居外苑の二重橋からのスタートとなります。

東京オリンピック2020の陸上の競技内容とルール

 

陸上「トラック・フィールド」

実施種目

 

トラック競技

短距離…100m200m400m

中・長距離…800m1500m5000m10000m

リレー…4×100m 4×400m

障害物…110mハードル・400mハードル・3000m障害(※女子は100mハードル)

 

フィールド競技

走り幅跳び・三段跳び

走り高跳び・棒高跳び

砲丸投げ・円盤投げ・ハンマー投げ・やり投げ

十種競技(女子は七種競技)

 

21種でメダルが争われ、トラック競技は着順の上位者がラウンドを勝ちあげることができ、フィールド競技は記録の上位者が予選から決勝へ勝ちあがれます。

 

試合ルール・試合方法

 

トラック競技では、スタートの合図よりも早くスタートを切るフライングを行うとやり直しとなり、全体で2回目以降にフライングをした選手は即失格となってしまいます。

トラック競技の場合は8名を1組とし、上位2名+タイム上位者が次のラウンドに進めるシステムとなります。

フィールド競技では、それぞれの種目で実施回数が定められており、規定回数のプレーの中で一番良い記録が選手の記録となります。種目ごとに失格のルールが定められており、失格の場合はそのプレーの記録はなしとなります。

 

陸上「競歩」

競歩とは歩くマラソンのことで、歩くフォームは競技用のフォームが定められており、ルールがあります。

 

試合ルール

競歩には主に二つのルールがあり、違反をすると赤カードが発行されます。赤カードを3つ発行されると失格となります。

ロス・オブ・コンタクト…常に両足のどちらかが地面についていなければならない

ベント・ニー…前脚は着地の瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばさなければならない

 

試合方法

あらかじめ決められたコースを歩き、順位を競います。長さは男子20㎞・50㎞、女子20㎞で競われ、単位を㎞Wと「W」を語尾につけます。

陸上競技で一番長い距離がこの競歩(50㎞)となります。

競技用の歩行のため、かなり過酷なスポーツであるため、レースの度に失格者が続出するハードな種目となります。

 

陸上「男女マラソン」

オリンピックの最終日は必ず男子マラソンが組み込まれるほどオリンピックを象徴する種目の一つとなっているのがマラソンです。

 

試合のルール・試合方法

大会で決められたコース「42.195㎞」を走り、順位を争う種目です。(スタートとゴールは新国際競技場となります)

マラソンは、約2時間半という長丁場な為給水ポイントが設けられています。給水には「スペシャル」と「ゼネラル」があります。

スペシャル…自身が用意したもの

ゼネラル…大会が用意したもの

マラソンでは、間違えて他の選手が用意した飲み物をとってしまうことも多くあります。その場合はゼネラルで水分補給することができます。

基本は紙コップとなりますが、スペシャルに限りペットボトルの使用が可となります。仮に飲み終えたペットボトルを投げ捨てた際に他選手に当たった場合は妨害行為に当たる可能性があり、失格の恐れがあります。

ゼッケンを引き裂いたりも失格の対象になるほか、フライングも失格の対象となります。

東京オリンピック2020の陸上の注目選手とメダル予想

ここ数年、男子の短距離の活躍が目立つ日本の陸上競技。東京オリンピックでも男子短距離の活躍が非常に期待されます。

 

陸上注目選手

トラック・フィールド

 

サニブラウン・ハキーム選手

 

ガーナと日本のハーフとして生まれたサニブラウン選手は、黒人特有のやわらかい筋肉が持ち味の短距離。

着実に力をつけており、日本人短距離初のメダルに期待がかかる若手です。

 

桐生祥秀(きりゅうよしひで)選手

100mの日本記録保持者ですね。日本人初の9秒台が出せれば十分にメダルの期待が持てる選手です!

 

男子4×100m

リオ五輪で銀メダルを取ったことは記憶に新しいですね。世界トップのバトンワークを駆使したチームワークでメダル獲得が大いに期待できる種目です。

 

競歩

 

山西利和(やまにしとしかず)選手

 


京大卒というのが注目されがちですが、雑草魂で世界ランキング3位、世界陸上ドーハの日本代表にも選ばれました。

メダル予想

 

日本は陸上では毎回苦戦を強いられていますが着実に世界との距離が縮まっています。特に男子短距離ランナーはオリンピックを重ねるごとに成績を上げています。

ボルト選手が引退した短距離種目では、日本人メダルの可能性を期待してもよいといえるほど選手が揃っています。

過去のオリンピックでは、マラソンの高橋尚子選手、ハンマー投げの室伏広治選手など男子4×100mと必ずヒーローとなる選手が出ているのも事実です!

そして実は競歩が世界ランクの上位を占める競技という事をご存知でしょうか?

20キロではトップ10に日本人選手が6人、50キロにはトップ10に4人とズラリとランクインしています。

メダル獲得にもっとも近い競技かもしれません。

圧倒的な肉体のポテンシャルの差がある世界と日本ですが、設備・指導者の向上はもちろん日本人特有の練習量が必ず東京オリンピックで華を咲かせてくれるでしょう。

東京オリンピック2020陸上のまとめ

 

1992年~2004年の女子マラソン黄金時代をはじめ、日本も世界と対等に渡り合っている陸上!

昨今では男子短距離が世界との差を着実に狭めており、2020年の東京オリンピックでも大いに期待が持てると思います。

 

マラソン・競歩は公道での応援が可能な為、気軽に日本人選手を応援することもできますので、マラソンでは2004年以来となるメダル、競歩ではリオ五輪に続いてのメダル獲得のために足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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